🏠 「まずはご自宅へ」が難しくなった今の時代
病院でお別れの時を迎えたあと、まず考えなければならないのが「どこへお連れするか」ということです。
昔はお家でのご安置が当たり前でしたが、今は葬儀社の専用安置所を利用される方がほとんど。 その大きな理由は、やはり「住宅事情」です。
特にマンションやアパートなどの集合住宅だと、「エレベーターにお棺が入るかしら?」「入り口の段差が…」と心配されるご家族も多いですよね。
実際、今の時代では「家でのお葬式なんて考えられない」という空気もありますが、実はプロの目から見ると、意外と道は開けるものなんです。
🕵️♂️ 30年のキャリアが光る「サササ〜ッ」の見極め
ここで試されるのが、私たち葬儀スタッフの経験値です。
私は今でも、ご自宅に伺うと無意識に「動線確認」をしてしまう癖があります(笑)。
玄関からお部屋までお棺が通れるか、お庭やガレージの広さはどうか……。一巡して「サササ〜ッ」と見まわすだけで、「あ、ここなら何人までお呼びできますよ」という判断が頭の中で瞬時に組み上がるんです。
ちなみに私の経験では、一般のご自宅でご親族30名・一般の方500名というお葬式をお手伝いしたのがMAXの記録!
「無理だ」と決めてしまう前に、まずは経験豊富なベテランに相談してみてください。その一瞬の確認があるからこそ、その後の段取りが驚くほどスムーズに進むんですよ。
☁️ 「自宅」と「預かり」のいいとこ取りプラン
とはいえ、お家の環境によっては、ご遺体の状態が変化しやすいという心配もあります。 そんな時、私がよくご提案するのが「ハイブリッド安置」です。
- 最初の1〜2泊はご自宅へ| 「やっとお家に帰れたね」という家族の時間を大切にします。
- その後は専用の安置室へ| 設備が整った場所へ移動し、きれいな状態を保ちます。
「一度は帰らせてあげられた」という満足感と、「プロに任せている」という安心感。この両方を得られるのが、現代に合った一番優しいカタチかもしれません。
⚠️ 知っておいてほしい「業者選び」のコツ
最後に、ちょっとだけ厳しいお話も。
悲しいことに、わざと葬儀の日程を延ばして安置料を稼ごうとするような悪徳業者もたま~に見かけます。
そんな業者に騙されないための、私なりの見極めポイントをお教えしますね。
- 「地元で長く営業しているか」→ 結局、これが一番の信頼の証です。
- 「会社概要と所在地」をチェック→ ネットで見つけても、住所が「レンタルオフィス」だったりする所は要注意! 実体のない営業所に大切な方は任せられません。
私たち葬儀社の多くは、「何がご家族にとって最善か」を日々真剣に考えています。 不安なことがあれば、いつでも気軽に声をかけてくださいね。

