こんにちは、代表の佐伯です。

1月もあっという間に過ぎ去りもう2月。今日は春みたいな陽気でとても暖かいですが週末はここ神奈川でも雪マークが・・・
ホントに降るのか???

そんなことを考えていたら、まだ何もできなかった「下積み時代」のことを思い出しました。
30年くらい前は今みたいに丁寧な教本なんてなくて、「とにかく先輩の鞄を持って後ろを歩け!見て盗め!」という、絵に描いたような職人の世界だったんです。

不動産営業から転職したばかりで、「挨拶だけは自信があるぞ!」なんて思っていましたが、お葬式については全くの素人。毎日が必死の連続でした。

町中が一つになった「自宅葬」の時代

今の若い人には信じられないかもしれませんが、当時はお葬式のほとんど(95%くらい!)がご自宅で行われていました。

ご近所さんや自治会の方が総出で手伝ってくれて、200人、300人の人が集まるのは当たり前。
何度も現場に行くと、自治会のおじさんたちとも顔なじみになって、「佐伯くん、次はこっちかい?」なんて声をかけてもらったり。
言葉がなくても、みんなで「阿吽の呼吸」で動くあの一体感は、なんだか日本らしくて、今思い出しても心がじわっと温かくなります。

「先輩、次は何をしますか?」

当時の私の役割は、司会をする上司のサポート。 とにかく「上司が次に何をしたいか」を先回りして考えることに必死でした。

「受付の方は並んでないかな?」「お焼香のペースはどうかな?」 そんなことを裏側で常にチェックして、いいタイミングで報告する。
タイミングがズレると式全体がズレるので、もう冷や汗の連続でしたけど、あれで感覚が鍛えられましたね(笑)

芯まで冷え切った体に染みた、忘れられない味

今でも忘れられない冬の日があります。 みぞれが降って、震えるほど寒かった自宅でのお通夜。 200人の案内をして外を走り回っていたら、もう手足の感覚がなくなるくらい冷え切ってしまって。

当時は「炭缶ストーブ」という、缶バケツに炭を入れたような暖房しかなかったんです。全然温まらなくて困っていたら、上司がポツリと、 「佐伯、終わったら温かいものでも食べに行こうか」 と誘ってくれました。

近くの小料理屋さんに連れて行ってもらって、そこで食べた暖かい味噌汁が最高。
喉を通る瞬間のあの感覚は、30年以上経った今でも、昨日のことのように思い出せます。

結局、大切なのは「経験とセンス」

ちなみに私、実はひどい「雨男」でして。当時は現場の7割が雨でした(笑)
自宅葬は天気が変わるだけで段取りがめちゃくちゃになるので、担当者の「勘」がすべて。
そんな厳しい現場で揉まれた経験が、今の自分を支えてくれているんだなぁと感じます。

今でも、当時お世話になったお宅の前を通ると、「あぁ、あの時あのご家族とあんなお話をしたなぁ」なんて情景が浮かんできます。

あの頃のボロボロのメモは、今も大切に持っていますね。

皆様も、寒い日が続きますので、温かいものを食べて風邪をひかないようにしてくださいね。 それでは、また!